まえまえから 歩こうと気になっていた八丁尾根。
黒戸の尾根の七丈小屋の親父さんが コツコツ整備して下さっているそうです。
そんなところへ 日向山経由で向かいました。
長丁場覚悟の山歩ですので 朝早く出発です、っても2:30だから朝じゃないか?!
帰ってきて今思うに 早出して、、、正解でしたYO。。。
竹宇神社手前の無料駐車場をヘッデン頼りに出発し 九十九折れに矢立石に向かう途中に
まだ使えそうな 炭焼き釜がありました。
日向山に向かっていて 「やけに今日は汗が出るなぁ・・・」などと思いながら、、、
ペースがなかなか上がらない・・・「日向山、こんなに遠かったっけ?!」なんて思いながら、、、
「昨日 気温が高かったしなぁ、睡眠時間が3時間だからかなぁ・・・」なんて思いながら、、、
んで、ぽてぽて歩いて
「日向山」
日向山の山頂から 頭の赤い甲斐駒ケ岳を望む・・・遠い・・・
振り向くと オレンジの空をバックに浮かび上がる 八ヶ岳。。。
日向山山頂で すこし早いが朝ご飯。
おにぎりとアミノバイタル(ゴールド)でエネルギー補給です。
一休みしたら 山の白い砂浜を後に 雁ヶ腹から日向八丁尾根へ突入。。。
樹林帯の中 しっかりした踏み跡を 徐々に高度を上げていく。。。
どっぷり汗をかきながらヘロヘロ歩いていく。。。
途中 展望の開けたところから 甲斐駒が顔を出す。。。まだまだ遠いなぁ。。。
「おお、黒戸の尾根越しに 地蔵のトンガリまで見える。。。」
5時間半ほど歩いて やっとこさっとこ
「大岩山」。。。
汗だくのシャツが気持ち悪いのでお着替えしていたら・・・アブの襲撃にあいました。。。
此処までムシムシの樹林帯、、、
ず~~っと顔の周りにまとわりつく小さいヤツや、ぶんぶん羽音がうるさい
アブの野郎がついてきました。
深呼吸した時に2回ほど小さい虫を食べてしまいました。。。
ネット情報で 大岩山から一気に下る 鎖・ロープ・梯子の連続する場所の情報は得ていましたが、、、
「聞くと見るとは大違い、百聞は一見に如かず」っていう感じでして、
カメラを出す余裕もないエライ所でした。。。
「あんなところによくぞ鎖やロープ、梯子まで、、、どーやって付けたの?!」
七丈の小屋の方に感謝感謝です。
八丁尾根に入り 背の低くなってきた樹林帯の登りで、、、
。。。左ももが ピキーン。。。続いて 右ももピキピキーン。。。
「ああ、とうとうきやがった、ここまで尋常じゃない大量の汗だったからなぁ・・・」
とりあえずザックをおろし 塩分タブレット、ポカリ、アミノバイタル、チョコと立て続けに口に入れる。
で、急勾配の斜面で ストレッチ&ストレッチ。。。マッサージしながら様子を見る。。。
力を入れるとピキーン。。。
すると今度は
「ま・まずい、腹筋までピ・ピ・ピキーン!いててて。。。どーしよう。。。」とうとう腹にまで、、、
ふと足元を見れば 傍らのザックの上蓋のポケットに「すっぱい梅干しby7~11」発見。。。
賞味期限2014年10月とありましたが この際だからとりあえず 4~5粒口に入れる。。。
すると「すっぱい梅干し」を口にして しばらくで、、、
筋肉の痙攣が す~~っと治まっていきました。。。
地獄に仏といいますか まさに「梅干しさまさま」でした。。。
(ホントは何が良かったのか定かではありません、ヲイラ的には梅干しかなぁと・・・)
なんとか回復したので ぼつぼつ体調を気遣いながら 烏帽子岳に向かいます。
這い松と岩岩の稜線に出れば
「烏帽子岳」。。。
進行方向正面に
「鋸岳」ばぁ~ん!
烏帽子から甲斐駒。。。まだまだ遠くです。。。とほほ。。。心折れそうです。。。
大岩山の登り返しの激斜面がなければ 引き返していたかもしれません。。。
気を取り直して 前へ進みます。。。
すぐに三ツ頭分岐。。。
後2時間で山頂まで行ける気がしませんでした。。。
山頂に向かう稜線に出れば 甲斐駒らしい石碑がお出迎え。。。
心の中で神様に、手を合わせ山頂に向かいました。。。
山頂に続く稜線では 可愛いお花たちに励まされました。。。
忠実に稜線をたどり 山頂を目指しました。。。6合目の石小屋は気がつきませんでした。。。
三ツ頭から2時間以上かかり やっとこさっとこ山頂着。。。
ふぃ~ぃ・・・長かったぁ。。。
さずがに13:00を過ぎると ぐっと人が少ないですな。。。
とりあえず 山頂グルグルしますよ。。。
後は黒戸の尾根を下るだけ。。。
何度も通ったトレイルですので 明るいうちにはなんとか帰れそう。。。
そうはいっても黒戸の尾根、注意に注意は必要ですよ。。。
でも、ホントに早出して良かったと。。。
心の底からそう思ふ のんべぇヲヤジでした。。。
黒戸の尾根に向かい歩きだしたら、、、
後ろにいた山ガール2人が「アレ?!雲の向こうのお山は?」って。。。
「富士山です!」
気を付けながら 下って行きます。。。御来迎場。。。
足が逝ってしまわないように 気を付けながら 七丈の小屋で水の補給。。。
鎖・梯子場を慎重に通過、刃利天狗をこえて 刃渡りまで来ました。。。一休み。。。
一面笹の生えたなが~い下り。。。
笹平の分岐まで こんなに遠かったっけ?!などと思いながら、、、
で 尾白川にかかる懐かしい吊り橋です。。。
吊り橋を渡り 竹宇甲斐駒ケ岳神社で今日の無事を感謝して
手を合わせました。。。
何とか明るいうちに 駐車場に戻りました。