もう けっこう前から 行ってみたい&気になっている山小屋が 北は船窪、南は両俣でしてね、
一生のうちに 一度は泊まりたいと かねがね思っておりました。。。
で、連休はどーしようかと、あれこれ思案の最中に・・・
はっと気が付いた。。。
どーせなら 仙丈から仙塩の尾根をちょこっと歩いて 両俣小屋でお泊りして、、、
そんで 朝一で野呂川出合からバスで戻れば 渋滞にはまらず帰れそうだ。。。
むふふふ・・・よし、それで決まりですな。。。
そんなわけで 一人ほくそ笑む ヲイラだった。。。
日曜のまだ明けやらぬ魔づめ時に、車を止めた県営無料の第5駐車場。。。
「この分だと 下の芦安小学校のグランドまで 車で一杯になりそうだ・・・」なんて思いながら、
4時前 バス停前の 乗り合いタクシー発着所に向かいました。
そこでびっくり仰天!すでに登山者や釣り師が タクシーに乗り込んでいるじゃまいか!
何とか乗り込んだ乗り合いタクシーは 8台目、とりあえず ほっと一息、一安心して車中の人となりました。。。
広河原からマイクロバスで北沢峠に向かいますが あまりのバス待ちの人の多さに 臨時便が出るという。
人の多さも たまにはいいこともあるもんで 思いのほか早く北沢峠に着くことができました。
出すもの出して 北沢峠を後にしたのが 7:00前でした。
15時までには小屋に着きたいので(小屋のごはんを食べたいが為)、
ふがふが登っていきます。。。
大滝頭あたりまでは 陽が射していたのですが
小仙丈手前の ハイマツ帯に出るころには ガスの中に突っ込んでいく感じ・・・
右も左も 前も後ろも まっ白けっけ。。。
小仙丈~仙丈と歩いて行き いよいよ仙塩尾根に入っていく。。。
この頃 とうとう雨が降ってきました、おまけに少し風も出てきて、トホホな感じでして、
上下雨具の完全装備で、岩稜で滑らないように慎重に行きました。
大仙丈へ続く 豪快な尾根歩きは 何にも見えない白い世界で 映像も撮らず(雨が煩わしくて)・・・
とぼとぼ歩いて 大仙丈ヶ岳。。。
足元に注意を払いながら 岩稜帯を徐々に高度を下げて行き 森林限界付近で ようやく花に逢う。。。
雨に濡れた チングルマの綿毛が なんだか健気で 愛おしいぢゃまいか。。。
風雨にたたかれて 濡れ鼠になりながら(おおげさ)、 樹林帯に突っ込んで行き 伊那荒倉岳。。。
地図には枯れていると記載の 「高望池」には、、、水が、、、あった。
少し上り返して 再び岩稜となれば「独標」です。。。
13時前 独標通過。。。何とか15時には小屋に着けそうで 一安心、、、でした。。。
横川岳から下って 野呂川越に、、、
野呂川越から仙塩尾根を外れて 両俣小屋に一気に下っていく。。。
木の根・泥んこに 足を取られながら、、、
小屋に着く頃は 雨は・・・上がっていました。。。
で 今回の目的地着が14:15頃。。。
小屋に着いて 一息ついて 濡れた衣服を着替えたり ビァをいただいたり・・・
もう一つの目的、小屋で購入できる「41人の嵐」を求め 夕食までの間しばし読書タイム。。。
まったりとした時間が流れてゆきます。。。
読書したり小屋の周りを散歩などして過ごしました。。。
本にも書かれている 1982年の台風で大荒れの野呂川源流、
その時に流されなかったという石の祠が 小屋の近くに鎮座ましましています。
そこで 厳かに手を合わせ諸々祈願させていただきました。
てきぱき働く小屋の方々、おいしい食事、同宿の方々との楽しい会話・・・
期待以上の素敵な所、両俣の小屋、満足する山旅となりましたよ。
東海地方まで梅雨明けとなった海の日の月曜日。
早々に朝食を済ませ 朝一番の南ア村のバスに乗るべく
5:15頃小屋を後にしました。。。
林道から仰ぎ見る大仙丈沢カールが 雄大で雄大で・・・
昨日歩いた稜線が 青空の下にはっきり見えました。