前回、、、山を歩いたのはいつだっけ?
お盆のお休みだったから かれこれ一月以上歩いてないなぁ。。。
先週から のどの痛みがあり 60手前にして声変わり状態のじいじ。。。
まぁ のんびり歩けば何とか早川尾根の小屋まで届くだろうと、、、
ぼつぼつ歩き始めた 夜叉神峠4:30ころ。。。
クマ出没注意だそうです。。。
なかなか上がらないペースですが 決して急ぐことはせず、、、
徐々に高度を上げてゆく。。。
突き抜けた空が 秋めいて イイ感じですなぁ。。
南御室小屋で一休み後 小屋裏の急登で 「グイッ」と踏ん張った刹那、、、
激痛が右内転筋に走り 足を着くこともままならない。。。
あれですな、、、ケンケン状態で 急登の途中は ナカナカつらいものがありますな。。。
で 往生していたら それまで休憩の都度 顔を合わせた方が通りかかる。。。
ご親切に 芍薬甘草湯と塩を 恵んでくれまして 、、、
お陰でしばらく休憩したら どーにか歩ける様に回復。。。
地獄に仏とは まさに このことじゃまいか。。。
しかも 予備にもう2袋の芍薬甘草湯。。。
ほんとうに 助かりました。ありがとうございました。。。
結局 この方とは薬師・観音とつかず離れず 歩いていました。。
観音岳山頂にて いろいろ恵んでいただいたかの方は 夜叉神に引き返して行きました。
ありがとうございました。。。
さて、重い腰と荷物を上げて 地蔵岳に向けて行きますか。。。
赤抜沢の頭を通過し オベリスクを横目に見て
早川尾根に入って行く。。。
甲斐駒ケ岳に向かい歩いて行く。。。「よっ、團十郎」って感じですなぁ。。。
甲府盆地は雲の下、、、雲海に ぽっかり浮かぶ八ヶ岳。。。
高嶺から ガッツリ下らされ、、、脚が、、、逝ってしまう。。。
ああ、、、膝がいてぇ。。。
下りながら 真剣に悩む。。。
水は心もとない、、、脚は逝っちゃっている、、、体調はいまいち、、、
白鳳峠から広河原に エスケープしようかしら。。。
で 白鳳峠で 一休みして地図を眺めて考え直す。。。
下っても小屋に向かっても どっちも2時間のコースタイム。。。
行くも退くも同じ時間じゃ もうひと頑張りするか。。。
ぼろぼろの体に鞭打って、、、
赤薙沢ノ頭
秋の空に甲斐駒が映える。。。
広河原峠までくればあと40分。。。
ちょびちょび大切にしていた水を 飲み干して 小屋に向かう。。。
16:10過ぎにテン場着。。。
早々にテントを張り 一息入れ ビァをいただく。。。
食慾があまりわかないが おにぎりをカップラーメンで流し込む。。。
テント内で 大相撲やらニュースやら ラジヲの時間。。。
なかなか寝付かれず 相変わらずのども痛いし 痰が絡み 咳まで出やがる。。。
体がなんとなく熱い、、、やたら水を飲んで、、、時間だけが過ぎてゆく。。。
そんなこんで もぞもぞしながら それでも20時過ぎには 寝入ってしまった。。。
翌朝、一度も起きることなく 5:00前に目が覚める。。。
のどの痛みは消え スッキリ爽やかな 快調な朝を迎えた。。。
早々に昨日の残りのおにぎりを みそ汁でかっ込む。。。
チャチャッと撤収。。。
出すもの出したら 身も心も軽くなる。。。
今朝は ヤケに調子いいぞー。。。
で 6:00に アサヨ峰に向けて歩き出す。。。
振り返ると 歩いてきた尾根の向こうに 日本一!
横っちょには 日本二!
日本1番と2番とともに 朝日を背に だぁ~れもいない静かな尾根道を歩く。。。
幸せって こーゆーことなんだなぁ。。。
一人悦に入る 幸福じいじであった。。。
8:30 アサヨ峰。。。
ザックを下ろし 座り込んで休憩中に 栗沢山から3名ほど上がってこられた。。。
ひとしきり写真を撮ったら 栗沢山に向けて歩き出す。。。
岩稜帯を えっちらおっちら。。。
平均台よろしく バランスを取りながら。。。
すぐに 栗沢山。。
歩き来た 早川尾根を振り返る。。。
2日間天気に恵まれたこと 芍薬甘草湯の方のこと 最高な稜線をあるけたこと
いろんなことに感謝しながら 北沢峠に下って行きました。
だらだら長い樹林帯で また脚が逝っちゃいそうになったころ、、、
長衛小屋についた。。。
北沢峠は直ぐそこ、整備された林道に出て ぽつぽつ行く。。。
11:00前、北沢峠バス停について、、、
ガーーン!!!
今日はB日程で 次のバスは13:20だって、、、
とりあえずチケットを求めたら オジサンが12:00の広河原行き臨時便が出るという。。。
ラッキー!!!
と、いうことで バスとタクシーを乗り継いで夜叉神峠まで戻りました。。。